当院の特長

当院は、回復期リハビリテーション病棟100床、交通事故による遷延性(せんえんせい)意識障害などの療護病棟50床を有し、脳神経外科的疾患を中心とし整形外科的疾患も加えた入院リハビリテーションに取り組んでいます。
脳卒中や脳損傷などによる後遺症がある慢性期の患者様を、急性期病院やご家庭から受け入れ、専門的なリハビリテーションを通して社会復帰を支援していきます。日本脳神経外科学会、日本脳卒中学会専門医が治療にあたり、それぞれに脳神経外傷や脳卒中、神経リハビリテーション、てんかんなど専門分野を持っていますので、幅広い症例に対応できることが強みです。

  1. 脳疾患や後遺症への豊富な知識と実績を活かした
    リハビリテーション

    リハビリテーション
    ~「活動」を育み培う「空間」~

    • 運動麻痺により「動くことが難しく」なった人のクセや課題を確認し「動きやすく」するため、からだに適した運動や活動を理学療法士・作業療法士が提供いたします。
    • 高次脳機能障害や失語症、認知症に対して、状態を評価し「生活しやすく」するための支援を言語聴覚士・作業療法士が行ないます。
    • 自動車運転能力の評価を行い、安全な運転への情報提供を行ないます。

    当院でのリハビリテーション対象疾患

    脳出血、脳梗塞等の脳血管疾患、パーキンソン病などの神経筋疾患の運動障害患者様だけでなく、高次脳機能障害や失語症、認知機能障害といった機能障害の患者様及び整形外科領域でのリハビリテーションも対象です。

    対象疾患

    • 脳梗塞、脳出血、くも膜下出血その他の急性発症した脳血管疾患又はその手術後
    • 脳腫瘍、脳膿瘍、その他の急性発症した脳神経疾患又はその手術後
    • パーキンソン病、脊髄小脳変性症その他の慢性の神経筋疾患
    • 失語症、失認及び失行症並びに高次脳機能障害
    • 整形外科手術後のリハビリテーションの必要な状態
  2. 検査からリハビリまで充実した高度設備

    高度先進医療機器
    (検査紹介も受付しています)

    高精度の診断装置が設置され、安心安全な医療提供の一翼を担っています。
    様々な検査に対応し、迅速で正確な診断を可能にしています。
    脳疾患という目に見えない病気を少しでも「見える化」し、治療やリハビリテーションにつなげていきます。

    • PET/CT(CT複合型 Positron 
      Emission Tomography)

      • 全身のがん検索が可能
      • 15Oによる脳循環・酸素代謝測定やメチオニン脳腫瘍PET検査が可能(県内当院のみ)
    • MRI(3.0T)(磁気共鳴画像診断装置)2023年4月導入

      • 脳の神経走行を画像化
      • 脳の形態以外に脳機能や生化学情報等を非侵襲的に検査可能
    • 脳磁図計測装置(Megneto
      Encephalo Graphy)

      • てんかんの発症部位同定・認知症診断
      • 脳機能部位同定
    • SPECT-CT(アイソトープ検査装置)

      • 認知症診断の鑑別に有効
      • 脳血流分布の評価が可能
  3. 併設施設や大学院と
    密接に連携

    当院の併設施設、連携大学院について

    岐阜大学大学院医学系研究科医科学専攻神経統御学講座脳病態解析学分野

    交通事故による脳損傷に起因する遷延性意識障害をはじめとする各種脳疾患の病態解析、診断、治療を目的とした研究領域において、国立大学法人東海国立大学機構 岐阜大学・独立行政法人自動車事故対策機構、社会医療法人厚生会は国際的に先導できる学術的分野の開発を目指し連携大学院を設置しました。医師を含め医療関係者を対象に大学院生として医学博士取得を目的とした教育と研究(博士課程)を行っています。

    併設施設 中部療護センター

    当院の併設施設である独立行政法人自動車事故対策機構 中部療護センターでは自動車事故による脳損傷で重度の後遺障害が残り遷延性意識障害となられた方の治療、研究を20年以上に渡り行っています。積み重ねてきた知識・技術を中部脳リハビリテーション病院に提供しています。

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